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サイディングとモルタルの内部構造を知って失敗しない外壁塗装

  • サイディングとモルタルってどんな外壁?
  • 外壁の構造と塗装って関係あるの?
  • 内部構造を知ると、外壁塗装を失敗しないの?

自分の家の外壁がどういったものなのか意外と分からなかったりします。外壁の種類は分かっても、中の構造まで知っている方はかなり少数です。

構造まで知ることで外壁の知識が深まり、業者の言いなりで、まかせっきりにしなくてもよくなります。外壁塗装は手抜き工事、ボッタくりが多いので知識は武器になります。

本記事では家の外壁に何を使っているのかを知ってもらい、構造図と断面図を使用してサイディング外壁とモルタル外壁を解説していきます。

本記事を読むと分かること
  • 外壁塗装をする目安
  • サイディング外壁とモルタル外壁の内部構造
  • 外壁塗装の重要性

外壁塗装は100万円前後の大金を使うので、100万円に見合った納得のいく外壁塗装の手助けができればと思います。

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リフォーム営業5年
施工管理2年

この記事を書いた著者

川東 治郎 (Kawahigashi Jiro)

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詳しいプロフィール 

  • 外壁塗装の一括見積もりサービスを5サイトを利用し、13社紹介してもらいました。
  • リフォーム営業を5年、施工管理を2年を経験
  • 安心して外壁塗装ができるように、もらった見積書の内容を公開しています!見積書を公開した記事
もくじ

サイディング外壁とモルタル外壁を塗装する目安

外壁材にはサイディングやモルタルなど多くの種類があります。最近ではサイディング材が多く採用されていますが、80年ぐらいまではモルタルが主流でした。

外壁材の使用率と外壁塗装の必要性について見ていきましょう。

戸建住宅の外壁素材別のシェア率

窯業系サイディング76.8%、アルミサイディング7.1%、金属系サイディング6.2%、モルタル7.6%、その他2.3%の円グラフ図

 

外壁材シェア率
窯業系サイディング76.8%
アルミサイディング7.1%
金属系サイディング6.2%
モルタル7.6%
ALC0.6%
木質0.4%
その他2.3%
出典 日本アルミ協会 
2020年8月以降から20201調査時点までに建てられた全国都道府県(沖縄を除く)の居住専用の木造並びにプレハブ住 宅を対象

上記のグラフは新築時の外壁材の使用率です。

「サイディング」だけで約9割占めてます。サイディングには様々なデザインや種類があり、初期費用が抑えられることで選ばれています。

モルタル外壁は昔に比べると徐々に減っています。しかし、街中にモルタル外壁の家が多いのは、80年代までモルタル外壁が主流だったためです。

2000年代以降に建てられた家のほとんどはサイディング

外壁塗装をしないとどうなる?

外壁材そのものには防水性は備わっていないため、はじめから外壁には塗装されています。その塗装が劣化すると、外壁材を守る防水性が低下して、雨水が家に侵入する雨漏りの可能性があります。

外壁塗装をしなければ外壁材は早く劣化し、定期的なメンテナンスをすれば家の防水機能を伸ばせる

外壁塗装を定期的にすることで、雨漏りによる大規模な修繕工事をしなくてよくなります。定期的なメンテナンスは長い目で見ると経済的になります。

外壁塗装をしない場合は以下の6つに注意が必要です。

  1. 雨漏り
  2. 修繕費が高くなる
  3. 害虫の侵入
  4. 家の寿命が短くなる
  5. 家の資産価値がなくなる
  6. 見栄えが悪くなる

外壁塗装を本当にする必要があるのか、気になる方は下記の記事がおすすめです。

外壁塗装しないとどうなる?外壁塗装が必要な理由と、具体的になぜ必要なのかを家の構造図と共に簡潔に解説

外壁メンテナンスの目安

外壁材と塗料、シーリング材で一番耐久年数の短いところで外壁塗装をする図

外壁塗装をする時期は、立地環境や現在使用している塗料などにより、家によって異なります。全く同じ外壁塗装の計画が建てられる家はないです。

しかし、外壁塗装の考え方や本質的は同じなので、大まかな目安を説明していきます。

条件

外壁材:耐久年数30年(窯業系サイディング)
塗料:耐久年数12年(シリコン塗料)
シーリング材:耐久年数10年

シーリング材とはサイディングの間の目地や、外壁と窓のサッシの間によく使用されている、ゴムのような弾力のある材料のことです。

上記の図の場合、シーリングが一番早くメンテナンスが必要になります。ここでいったんシーリングのメンテナンスをする必要がありますが、その際に外壁塗装も一緒にすることをおすすめします。

足場設置の費用は、シーリング工事と外壁塗装を一緒にすることで1回分にできるからです。

約30坪の家で足場設置の費用が約20万円かかります。20万円を2回で計40万円を足場設置で使うよりも、一緒にするほうが費用を抑えられることが多いです。

とはいえ毎回そうするのではなく、塗料とシーリング材の耐久年数が同程度ものに合わせることで次回からはコストを抑えて外壁塗装ができます。

例えば、塗料の耐久年数10年とシーリングの耐久年数10年にすると、上記条件より少し塗料のグレードを下げられます。グレードを下げることでコストも抑えられます。

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サイディング外壁の構造と設置工法

サイディングは耐火性、耐久性に優れ、デザイン性も高いです。工場で生産されることにより品質が安定しているという特徴があります。

サイディングの構造

サイディングの外壁構造図1.サイディング 2.シーリング (コーキング) 3.胴縁 4.防水シート 5.構造用合板 6.柱 6.間柱 7.断熱材を図で説明。
1.サイディングボード

建物の一番外にあたる外壁パネルのことです。

ここが雨や風から家を守る1次防衛の場所。

2.シーリング

サイディングボードの間のつなぎ目を埋めるようにします。

サイディングボード同士をピタッとくっつけると、地震などの揺れがあった場合に割れてしまうので、シーリングがクッションのような役割をします。

水の侵入を防ぐ重要な役割もあります。

3.胴縁どうぶち

胴縁どうぶちがあることにより、サイディングボードと防水シートの間に空間ができます。この空間が空気の通り穴の「通気」になる。通気ができるので湿度を一定に保つことができる。

雨水が防水シートまで入ってきた場合でも、通気から水を逃がすことができます。

4.防水シート

外壁材や屋根材の下に敷かれた防水シートは、雨漏りを防ぐことが役割です。

雨水から家を守る2次防衛の場所

防水シートは合板にタッカー(大きいホッチキスのようなもの)で固定していくので、新築時から穴が開いている状態です。また、時間がたつと経年劣化で破れるなど、防水シートの内側に雨水がはいると雨漏りになります。

5.構造用合板

家の強度を上げる役割がある。

6.柱・間柱

柱は家の構造を支える柱

間柱は、部屋の内側の壁を支えるための柱

7.断熱材

外側と内側との熱を遮断する役割

サイディングの外壁塗装とは、1番外側にあるサイディングボードの塗装とシーリング材の補修のことを言います。サイディングボードは雨を防ぐための1次防衛の場所なので、メンテナンスをして防水することが重要。

胴縁どうぶちがある工法を「通気工法」と言い、サイディングボードと防水シートに間ができ通気を良くしています。

「通気工法」と「直張り工法」

「通気工法」と「直張り工法」の違いを図で説明

2000年ぐらいまでは、胴縁のないサイディングボードを防水シートに張り付けている「直張り工法」が主流でした。

昔の家は気密性が低く、室内が外と変わらない温度だったので、結露が存在しませんでした。そのため湿気を逃がすという概念すらなかったので、すべて直張り工法だったのです。

1980年代に「気密断熱」の考えで家が建てられるようになり、その段階では直張り工法だったため、結露や湿気が発生して家の劣化を早めました。
気密断熱とは、外気温が家に入らないように遮ることで、内気温が外に逃げないようすることです。

現在では外装材内側と断熱材との間に通気層を設け、結露や湿気の防止する「外壁通気工法」を標準として家を建てるところがほとんどです。

通気工法のメリットデメリット

メリットデメリット
通気があるので、乾燥状態を保てる
水気による早期劣化を防げる
通気があることで断熱性が劣る
火災の際に、通気が煙突効果で火のまわりを良くさせてしまう

直張り工法のメリットデメリット

メリットデメリット
通気工法よりも火災時に安心水分の乾燥ができず家を傷める

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モルタル外壁の構造とメリットデメリット

モルタルの外壁は左官職人が手作業で塗って仕上げるため、時間とコストがかかる反面、自由度が高く様々な質感が楽しめます。

モルタルには微細な穴が多数あき、通気性が高いため、湿気の多い日本に適した外壁です。

モルタル外壁の構造

モルタルの外壁構造図。1.モルタル 2.ワイヤーラス 3.防水シート 4.木づり 5.柱 5.間柱 6.断熱材を図で説明。
1.モルタル

モルタルとは、「セメント」と「水」と「砂」を混ぜたもので作られます。

防火性が高いので、近隣が火事の際に燃え移りにくい特性があります。

サイディングのようにシーリングを使用していないのでつなぎ目がないのも特徴です。

雨や風から家を守る1次防衛の場所。

2.ワイヤーラス

ワイヤーラスとは鋼鉄線(ワイヤー)を編んだものです。

モルタルを塗る際に、絡ませる下地の役割をします。

3.防水シート

外壁材や屋根材の下に敷かれた防水シートは、雨漏りを防ぐことが役割です。

雨水から家を守る2次防衛の場所

防水シートは合板にタッカー(大きいホッチキスのようなもの)で固定していくので、新築時から穴が開いている状態です。また、時間がたつと経年劣化で破れるなど、防水シートの内側に雨水がはいると雨漏りになります。

4.木ずり

ワイヤーラス、防水シートの下地の役割

5.柱・間柱

柱は家の構造を支える柱

間柱は、部屋の内側の壁を支えるための柱

6.断熱材

外側と内側との熱を遮断するためのもの

モルタル外壁のメリット・デメリット

つなぎ目もなく、耐久性の高いモルタル外壁ですが、どのようなメリットとデメリットがあるのか見ていきましょう。

メリットデメリット
耐久性が高い
デザインの自由度が高い
耐火性に優れる
ひび割れ
汚れが目立つ

モルタル外壁は、定期的なメンテナンスをすれば30年以上は持つといわれています。

サイディングのようなシーリングでのつなぎ目がないので、劣化しづらい特徴があります。また、モルタルは不燃材のため延焼しにくいです。

モルタル外壁は、塗装の時に水を使うので、乾燥過程で収縮が起きひび割れしやすくなります。また、モルタル自体に防水性がなく、水を吸収する特性があります。吸収と乾燥を繰り返すことでひび割れが生じます。

防水性のある塗料を塗ることで、外壁材の劣化を防ぐことができます。

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まとめ|サイディング外壁とモルタル外壁

外壁塗装をする目安 耐久性が短いとこに合わせる サイディングとモルタルの構造 外壁塗装の重要性 外壁材には防水機能がないので、外壁塗装が必要 外壁材には防水機能がないので、外壁塗装が必要を図で説明

最後にこの記事で書いた内容をまとめます。

本記事を読むと分かること
  • 外壁塗装をする目安
  • サイディング外壁とモルタル外壁の内部構造
  • 外壁塗装の重要性

外壁材そのものには防水性能はないです。外壁にまとっている塗膜に防水性があり、塗装が劣化すると1次防衛が突破されるだけでなく、外壁材の劣化も早まります。

外壁材と外壁の構造を知ることで外壁塗装の重要性が分かってもらえたと思います。

外壁塗装で1番重要なことは業者選びです。業者選びに成功すると外壁塗装は成功します。

業者選びは納得のいくまで慎重に選んでください。高い金額を払ってする工事なので、後悔のない外壁塗装をしましょう。

しかし、外壁塗装をどこで頼めばいいのか分からない方は多いです。

様々な見積もりサイトがあるので選ぶのも大変ですが、当サイトでは39社を数値化し、ランキング形式でまとめています。あなたに合った良い業者を見つけることができ、失敗しない外壁塗装ができます

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下記は合わせて読むとより外壁塗装がより全体的にわかります。

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