多くの方が「雨漏り」に気が付かないって知っていましたか?
雨漏りって天井からポタポタ落ちてくるやつやろ?
実は雨漏りの多くの場合、分かりづらく見つけられません。意外と多いのが外壁と、窓枠からの雨漏りです。
この場合、家の内側の壁と外壁材のあいだで雨漏りし、気づけないことが多いです。発見するには、経験や知識が必要。
ほな、どうすればいいん?
家の外壁を、外壁塗装などの現地調査で、プロである業者が雨漏りを見つけてくれる可能性が高くなります。
もし、あなたが発見した場合、早急にかつ慎重に業者を選定する行動をしましょう。
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雨漏りは自分で発見したり、業者が見つけた時が重要です。
見つけた業者が信用できないこともありますし、焦ってダマされないように、知識や相場を身につけることができると安心です4。
リフォーム営業5年
施工管理2年
この記事を書いた著者
川東 治郎 (Kawahigashi Jiro)
プロフィール (クリックすると詳しく見れます)
- 外壁塗装の一括見積もりサービスを5サイトを利用し、13社紹介してもらいました。
- リフォーム営業を5年、施工管理を2年を経験
- 安心して外壁塗装ができるように、もらった見積書の内容を公開しています!見積書を公開した記事
リフォーム後に一番多いトラブルは「雨漏り」
表はリフォーム後に不具合で相談された件数です。
一番多いトラブルが「雨漏り」です。他にも、外壁や屋根に関わるトラブルが上位を占めています。
キッチンやトイレ、お風呂など毎日使うものは、古くなると「新しくしたいな」と思い、リフォームすることで生活の質が向上します。
しかし、外壁や屋根はメンテナンスしても、生活の質の変化が感じにくい。
そのため後回しにしてしまう傾向があります。
雨漏りにメリットはない
雨漏りを補修するには、原因を特定します。これは知識や経験が必要です。
雨漏りの原因をすべて特定しないと、数十万の補修をしたのに「雨漏りが直らない」ことがあります。
- コストの関係でしっかりした調査できない
- 業者の「ヒビを埋めれば雨漏りはなくなる」といった先入観で工事をする
- 業者の知識不足
上記に加えて、屋根・外壁は経年劣化します。何十年も外壁塗装などのメンテナンスをしないといずれは雨漏りが生じます。
しかし、雨漏りは目にしないと補修する行動をとりづらいのも事実です。
間違ったメンテナンスで悪化した実例
私が営業時代に、「他の業者に雨漏り修理をしてもらったが直らない」と問い合わせを受け、職人と調査をしました。
家主からの聞き取りと、調査をして原因が判明しました。
前の業者に連絡をするが対応してもらえませんでした。
業者が小さなヒビや、穴という穴にシーリング材を埋めてました。
シーリング材とは外壁の目地や、窓枠で使われている弾力のある部材のことです。
施工した業者に対応してもらえないので、私のいた会社に連絡をもらう。
見えるヒビ以外にも外壁が経年劣化して、外壁材事態に雨水がしみ込んでいることを発見。外壁材の内側にある防水シートが内部に雨水が入るのを防いでくれていました。
しかし、防水シートで防いだ雨水を排出する穴にも、シーリング材が埋められて水の逃げ場がない状態でした。
家の外壁材と防水シートの間に水がたまり、じわじわ家の内部に侵入していました。
前の業者が補修した不要なシーリング材を撤去して、外壁材の一部交換と、内側の木部が腐っていたので取り換え工事をしました。
業者を見極めるポイントを知りたい方は、詳しく説明している下記の記事がおすすめ。
外壁塗装の9割以上は業者選びで決まる!見極める7つのポイント
応急処置はやらないほうがいい
雨漏りを発見したとき、応急処置をせずに、すぐ業者に連絡をしてください。
なぜなら、知識や経験がない方が応急処置をすると、状態が悪化する可能性があるからです。
・原因を特定しないまま補修
・釘やビスでビニールシートなどを固定するため外壁に穴をあけてしまう
台風や、物の飛来により屋根・外壁に穴が開いてしまった場合は、外側からビニールシートで被う処置が必要です。迅速な対応が必要ですが、適切な方法は家や被害によって異なります。
業者に連絡を取って、指示をあおいでください。
雨漏りの相談も乗ってくれる、おすすめサイトの外壁塗装パートナーズに関して詳しく説明している記事は下記になります。
【2022年版】外壁塗装パートナーズの口コミ・特徴を徹底解説
雨漏りしやすい4つの場所の原因
原因と対応を知ることで、悪徳業者にだまされず納得できるリフォームをしてもらいたい。
もし雨漏りを見つけたときは、なるべく早く複数の業者に連絡してください。
理由は3つあります。
- 専門の職人でない方では、状態の把握が難しいため
- 業者の知識不足で施工すると再発の可能性があるため
- 雨漏り費用の相場もあてにならないため
雨漏りの進行度合い、家の構造、使用している屋根・外壁材が異なるため、同じ雨漏はないです。
そのためは数社から見積もりを取り、工事の内容と費用を見比べ、おおまかな相場を知ることが大切です。
初期症状なら数万円ですみます。
しかし、放っておくと大規模なリフォームが必要になったり、深刻な場合は建て直しってこともあります。
雨漏りは、木の腐食や、シロアリへの二次災害の可能性がありますよ
早く見つけて直すことが、長い目で見て安くなります。雨漏りを見つけて、焦っているとダマされたり、足元を見られて高額な請求をされます。
「何かジメジメして湿っぽい」や「かすかにカビっぽい匂いがする」といったことも雨漏りが原因かもしれません。
屋根
多くの家で使われている、スレート屋根はクギが打たれ、防水シートと野地板を貫いています。
屋根材が損傷し、雨水が侵入すると防水シートが二次防衛の役割をします。
しかし、防水シートに劣化や不具合があると、野地板という屋根材を乗せる木板に雨水がしみ込みます。やがては天井に症状が現れます。
原因
- 屋根材のひび割れ・ズレ・反り
- クギ穴の広がり
- 防水施工の劣化
屋根からの雨漏りは複合的に原因であることが多いです。
複数要因での雨漏りを、1つの原因と決めつけることで、かえって状況を悪化させます。
外壁
屋根よりも雨漏りが多い印象があります。
屋根よりも面積が広いことが多く、隙間から雨水が入ってきます。
外壁材の下に防水シートを張っていますが、完ぺきではありません。防水シートは、大きいホッチキスのようなタッカーで止められ、新築時から小さな穴が空いています。
防水シートの劣化や、施工不良、タッカーからじわじわと内部に雨が入り込みます。そして、断熱材に水が溜まり、壁紙に雨染みが見つかります。
これはかなり進行した状態です。
原因
- ひび割れ
- シーリング(コーキング)の劣化
- 塗料のはがれ
- 外壁材の浮きやはがれ
多くの場合は家主よりも、外壁塗装をするとき、業者が雨漏りを見つけます。
ベランダ
ベランダは雨が入ってきやすく、水が溜まりやすい場所です。中でも、排水管や笠木などは劣化しやすい部分です。
笠木は釘やビスで固定され、劣化で破損した場合に雨水がクギ穴やビス穴から侵入します。
排水口は枯れ葉などでふさがれると、雨水の排水ができず、ひび割れなどから雨水が侵入します。排水管の中にモノがつまることも原因の1つです。
原因
- 笠木の劣化
- サッシのずれ、劣化
- 排水口・ドレインの排水詰まり
- 床部分のひび割れ
ベランダの雨漏りは見つけるのが難しいため、「水はけが悪い気がする」や「なんとなく細いひび割れがあるなぁ……」と思ったら業者に相談するぐらいがおすすめです。
排水まわりは、最低でも1年に1回は掃除と排水管がつまっていないかをチェックすることで雨漏りを防げます。
窓
シーリングの劣化や窓枠の劣化の場合は、窓を交換することで直ることが多いです。しかし、ひび割れなどの外壁材のトラブルが原因の場合、窓を交換しても雨漏りが再発します。
見つけにくいのが、窓の上のほうでひび割れして、雨水が侵入している場合です。
入り込んだ雨水が、窓枠を経由して落ちていきます。
窓の劣化や施工不良などが原因で雨漏りが生じる。
原因
- シーリングの劣化
- 外壁のひび割れ
- サッシ
- 施工不良
雨漏りの原因が複数の場合があるので、調査をていねいに行ってくれる業者を選ぶことで大切です。
雨漏りを防ぐ予防策
費用を安く抑える予防策は、定期的な外壁塗装です。
なぜなら、外壁塗装をすることにより、プロである業者が雨漏りを早期発見、補修することができるからです。
経験や技術のある外壁塗装業者は、雨漏りの可能性もふくめて現地調査します。
住んでいても気づけない雨漏りを、知ることができます。
また、外壁塗装は予防にもなり、目に見えないひび割れを塗料でとじます。
雨漏りで家の寿命が短くなった上で、大規模なリフォームをするよりも経済的です。
定期的な外壁塗装は長い目で見ると費用が抑えられます。
火災保険で雨漏りをなおす
火災保険の契約内容によって、雨漏りを直せる場合があります。
自然災害だけやろ?
そうですが、自然災害でないとは言い切れません。
「自然災害だけかぁ……」とあきらめいる方が多いと思います。案外、自然災害が原因の雨漏りかもしれません。
火災保険の内容を知らず、自費で修繕されている家が多いです。
全額が保険認定されることは少ないですが、少しでも自己負担を減らしましょう。本当に自然災害によるものかは、プロに判断してもらいます。
どのような場合に保険が使えるか
契約内容によって保証内容は変わります。
台風や竜巻、雪や雹などの自然災害で建物が損傷を受け、雨漏りが発生したときに保険会社に認められると保証されます。
自然災害による火災保険は、何度申請しても保険料は上がりません。
保険適用のポイント
保険会社に保険の利用を伝え、申請書類を書きます。すると損傷した箇所や状況を調査され、審査されます。
専門的な知識がないと確実に伝えるのは難しいです。
業者に依頼することにより、せっかく不慣れな申請をしたのに、審査で落とされるという確率が下がります。
保険で補償される被害でも、不手際で承認されないこともあります。ただし、慣れていない業者もいます。
火災保険申請の実績がある業者に依頼しましょう。
雨漏りのまとめ
最後に内容をまとめます。
- 雨漏りトラブルが多い理由
- 雨漏りの原因
- 火災保険が適用される範囲
雨漏りを知り、原因を知ることで、家もお金も守れます。
状態が分かれば、業者に言いくるめられたり、だまされることが少なくなります。
この記事を見ているあなたは、危機意識が高く、適切に行動がとれるはずです。
もし「信頼できる業者がいない…」という方は下記の記事がおすすめです。当サイトで39社を徹底比較した記事です。
アドバイザーがいるサイトでは、雨漏りの相談にものってくれます。
まずは外壁塗装の全体を知りたい、基本を知りたいと考えている場合は以下から読むことをオススメします。
>>外壁塗装の基本のキ!
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